はじめに
皆さま、こんにちは!HUKUROUです。
【BIOHAZARD RE:2(以下RE:2)】を購入したきっかけが、つい先日に2023年3月頃シリーズ4番目のリメイク版【BIOHAZARD RE:4】が発売されるという情報をYouTubeやtwitterで知って、興味が湧いてきたのでストーリーやプレイの予習がてらSteamで購入してみました。
こちらのゲームは、1998年にオリジナル版が発売され、その後2019年にリメイク版として登場しました。
発売当時から話題となっていて、2018年に『Game Critics Awards: Best of E3 2018』の「Best of Show」を受賞。
そして、2019年に『日本ゲーム大賞2019』の「優秀賞」を受賞しています。
かなり期待を持てるゲームです。
そこで、さっそくレオン編をクリアしたのでプレイレビューしていきます!
もくじ
あらすじ
この物語の主人公であるレオン・S・ケネディは、ラクーン市警「R.P.D.」に配属された21歳の新米警察官です。
赴任日直前になって突然、自宅待機を命じられ、その後警察署との連絡が取れないため不審に思い、愛車に乗ってラクーンシティへ向かうことになります。
雨の降る夜道の途中で、補給のためにガソリンスタンドに立ち寄った際、人々を襲い喰らう恐ろしい化け物「ゾンビ」に遭遇します。
襲い掛かるゾンビ達をかいくぐり、店から出ようとしたところ、クレアと名乗る女性と出会います。
レオンは彼女と脱出することになりますが、外にはすでにゾンビの集団が押し寄せていました。
そこで彼は、同じ店に駐車していたパトカーを拝借してクレアと一緒に逃げ切ることに成功します。
街にさえ着けば、誰かがいるかもしれない。
しかし、そんな希望を打ち砕くかのようにラクーンシティはすでに崩壊寸前で、大量の死体とゾンビ達が溢れかえっている、死の街へと変わり果てていました。
ゲームのプレイスタイル
こちらのゲームジャンルは、ご存知の方が多いでしょうがホラーサバイバルゲームとなっており、探索をしてギミックを解きながらキーアイテムを入手していきつつ、ゾンビやクリーチャーを倒していくことになります。
基本的にはハンドガンや、サブウェポンに位置付けられているナイフや、閃光弾、手榴弾などで戦っていきます。
ギミックを解いていくと、ショットガンやマグナム、火炎放射器といった高火力の武器やそれらのアタッチメントを手に入れる事ができ、戦闘がやりやすくなってだんたん楽しくなっていきます。
しかし、アイテムの購入は出来ないですし敵がそれを落としてくれる訳ではないので、弾丸や回復アイテムの数は限られています。
そのため、敵を無理に倒す必要が無い時は、戦闘を避けて弾の節約をする意識を持った方が良いかもしれません。
そして、ストーリーが進むと敵のバリエーションも増えてくるので、敵の特徴を理解し武器の種類を変える必要が出てきます。
また、中には毒の効果を持つ攻撃を仕掛けてくる敵も出てくるので、解毒効果のあるアイテムを所持しておいた方が良いでしょう。
ですが、アイテムの種類が多いわりにはインベントリが小さく圧迫しやすいので、その都度必要なアイテムを見極めて、整理することも大切です。
ストーリーが進むとパートナーキャラに視点が変わり、そのキャラを操作する場面があります。
主人公のとはまた違った武器やアイテムを使用するので、そういった部分も楽しめると思います。
ちなみに、レオン編のパートナーはエイダという、FBI捜査官と名乗る謎めいた東洋系美女です。
プレイした感想(ネタバレ注意)
今回は「STANDARD」モードでプレイし、ゲームクリア時間は約8時間30分でした。
初見でのプレイとはいえ、アイテムを探索する際にだいぶ時間をかけてしまいました。
ただ、初見でプレイした他の方々も、大体6~8時間ぐらいかかっているようです。
やはり、謎解きや探索などやり込み要素がある分、記憶力を試されたり、パズルを解くためのヒントを探す必要があったり、アイテムを取る順番やルートを調べる必要があったりと、時間を要する場面がどうしても出てくるためでしょうか。
- 戦闘システムや演出について
バイオハザードの戦闘といえば、やはりゾンビやクリーチャーとの戦いですよね。
ゾンビ自体は動きは鈍く、一定の距離まで離れるか掴まれるまではただ追いかけてくるだけなので、単体ではそれほど脅威ではありません。
ただ、狭い通路や部屋の中で複数に襲われると厄介です。
さらにゾンビから進化した存在がおり、リッカーと言います。
リッカーは動きが素早い上に、攻撃力も高いので下手をすれば一発で致命傷を負うことになります。
ただ、目が見えないため、歩いていれば見つかりにくくなります。
さらに、厄介な存在がタイラントというモンスター。
こいつは中盤から出てきますが、かなり頑丈なのでまず普通の武器では倒せません。
しかも、プレイヤーを執拗に追跡して攻撃をしてくる、手ごわいクリーチャーです。
そのため、この敵が来たら一目散に逃げるか、一定のダメージを与えるもしくは閃光弾などを使用して怯ませてから、通り過ぎるかしかありません。
ゾンビだけでなく、様々なタイプの敵キャラクターが襲ってきて攻略法がそれぞれ違うので、これがまたゲームを面白くさせているのでしょう。
グラフィックが向上している分、敵の不気味さやグロテスクな見た目が、より恐怖心をかき立ててきます。
さらに注目すべき点は、立体的な音の演出です。
敵が近くにいない場合はBGMがなくなり、水が滴る音や、蛍光灯が点滅する音、すきま風がうなる音、物が落ちる音、プレイヤーの足音などといった環境音がリアルで、じわじわと静かにホラー感を演出してくれています。
敵の足音や鳴き声が壁ごしでも聞こえるので、これがまたドキドキとさせられます。
敵が近い時は不気味なBGMが流れ、緊張感や危機感を引き出されています。
特に、タイラントに出くわした時のBGMは、強敵と対峙していると思わせるような、より切迫した雰囲気を感じられます。
- 謎解き要素について
一つ一つの難易度はそこまで高くないですが謎解きの数がそれなりにあり、使用するアイテムの種類も多めです。
さらに、アイテムを使用する場所も把握する必要があるので、地図をちゃんと見てルートの確認もしなければなりません。
マップの種類は多くは無いですが、ギミックを理解していないと通れない場所もあるので、それがまた面白いですね。
ただ、大抵の場合ヒントが隠されているので、周囲をしっかりと観察したり、ヒントにつながるアイテムを入手できれば、ちゃんと次へ進めると思います。
- ストーリーについて
全体的に切迫したシーンや悲しいシーンが多く、登場人物の感情や葛藤が丁寧に描かれており、それぞれの魅力がしっかりと伝わってきました。
レオン編は、正義感や使命感をテーマにした物語です。
特に印象深かったのは、ガンショップの店主とその娘とのやり取りでした。
レオンは警察署からエイダと共に脱出した後、ガンショップを立ち寄りました。
その時、突然店主であるロバートに銃を向けられます。
こちらに敵意はなくただ通り過ぎたいだけと伝えましたが、ロバートは頑なにただ来た道へ戻るよう要求してきます。
そこにロバートの娘である、エマが登場します。
その少女はすでにウイルスに感染しており、症状が出始めゾンビ化寸前の状態でした。
彼ら一家は、ウイルスによるパンデミックの影響で、日常を壊されたのです。
彼はせめて最期まで家族と過ごしたいと願い、それを守りたかったのでしょう。
その後、ロバートは「娘と二人きりにさせてくれ」と言い残し、室内に戻るとエマを殺して自らも命を絶ったのです。
その時レオンは、エイダにこの状況を止めるために、何が起きているのか教えてほしいと迫ります。
「俺はあんな人達を救いたくて警官になったんだ」と、自身の思いをさらけ出すのです。
このシーンは、レオンという正義感溢れる人間を表されています。
理不尽に命を落としていく人たちを助けたい、崩壊寸前の町を救いたい。
そんな、青臭くも実直な人柄が、エイダの心を揺さぶったのでしょう。
ここでようやくエイダが、自分の目的はアンブレラを止めることだと、打ち明けるのです。
このシーン後、二人はこの過酷な環境を共に乗り切るために、パートナーになります。
(実はエイダの目的は別にあるのですが、これについてはご自身で確かめてみて下さい)
おわりに
今回は、どのぐらいホラー表現されているのかという好奇心からZ.Verを購入してみたのですが、自分の想像以上に映像がグロかったのでちょっとびっくりしました…。
ホラーゲーム自体はあまりやっていないので、耐性の問題かもしれません。
しかし、Z.Verでも日本の場合は規制が入っているようで、海外版だとさらにゴアな表現がされているとか。
私はこれ以上のグロテスク表現は耐えられそうにないので、海外版を購入することはないですが、そういうものがお好みの方は海外版の方も検討してみてください。
クレア編についてはこちらの記事をご覧ください。
商品の詳細は、公式サイトでご確認ください。